ボカロと一緒。
「ま・・・ますたあああああああああああああ!!うわああああああああああああああああああああああああん!!」
いきなり、カイトが大声をあげて泣き出した。
「おまっ!!近所迷惑だっつってんだろ!!」
「わああああああああああああああああああああああああああああああああんっ!!」
「いいから入れっ!!このバカイトがっ!!」
結局。
カイトは、俺の元に置くことになり、今日もレッスンに励んでいる。
「マスター、これ終わったら、アイス食べましょう♪」
「終わったら、な。お前次第だけど」
「ええっ!?」
「もう一回、通しで行くぞ。満足いく出来だったら、終わりにしてやる」
「そんなー、ますたあー」
泣き声のカイトを無視して、俺はピアノを弾き始めた。
ゆったりしたテンポの、バラード。
いつか、カイトが歌いこなせるように
終わり