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【APH】くしゃみしたら即行忘れる。

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「ドイツ、ボールペン借りるぜ〜」


誰もいないと解っている部屋にプロイセンは話しかけるようにそう言い、整然と片付いたドイツの机のペン立てからボールペンを拝借する。ボールペンを片手にくるくる回しながら、部屋を出ようとしたら手元が狂った。

 プロイセンの手元から転がり落ちたボールペンは、ころころと転がりベッドの下へと入り込んだ。

「俺様としたことが、手元が狂ったぜ」

ベッドの下に手を突っ込めば、何やらデカイ段ボール箱。それにによりとプロイセンは笑みを浮かべた。
「堅物な顔してても、お年頃だもんな。…で、アイツは何をオカズにしてるんだ?」
好奇心にごそりと引きずり出した箱の中身を見たプロイセンの表情は瞬時に硬化した。

「………マジかよ」

 知ってたさ。
 うん。知ってたぜ。俺様は。

 お前のお兄様だし、今やお前の一部だし…。

 お国柄ってヤツらしいしよ。でも、俺のもんだったときはこんな性癖なかったよな?…俺、超ノーマルだし。痛いの嫌だろ。セックスってのは普通にしても気持ちいいもんだろうが。…でもまあ、…イタリアちゃんからも訊いた事あったけど、お兄様はドン引きだぜ。

 なんだって、こんなえげつないもの、在りがちにベッドの下に隠してんだよ。…っーか、普通のエロ本とかの方が俺もちょっと揶揄ったり出来たんだけど、コレはマジでいただけねぇよ。

 猿轡に麻縄、手枷、足枷、乗馬鞭…。…一世紀前の拷問器具じゃねぇか……。