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あの椅子を埋めるもの

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PS.「緋色の椅子」の最終巻を読んで降った話です。
最後の後書きのところに、入りきらなかったエピソードの細細したイラストがありましたでしょう?
そりゃあもう、どれもこれも色んな話が湧き上がってきて、感情を揺さぶられたのですがセツのスケッチが一枚あったじゃないですか。
あれ見た瞬間、泣くかと思ったんですよね。
画家がセツのスケッチをするシーン、画家の人となりを表現する以外にもこういう背後を持たせていたのかと。
あの視点は絶対に画家の視点じゃないと思ったのです。
画家のそばにいる「彼」があの絵を見てうっかり逢いたいとか思ってあの祭りのシーンになったんじゃないかなって。
仮面ばっかりとはいえ、あんな人の多いところに本来出てこないだろこの子、と思ってます。
逢いたいけど逢えない、絵姿だけは何時だって見られる、今はこんな容姿になったのか、絵でさえも無駄に触れることは躊躇われる、けれど本人に触れたい、とかそんな感情の奔流を感じて。
でもそのキーとなるスケッチの粗さと静かさと冷たさが対比として最高で。
このエピソードは見たかったなあと思ったのでした。
んで、この話だけは書きたいなと思ったのでした。
や、妄想ですが。捏造ですが。

ちなみに、「仮面をつけてる~」から画家は仮面を取って陛下に会いに行ったんじゃないーと捏造です。
元・暗殺者なら顔は余り出せないよな、危なっかしくてとか思うんで。

ていうか、色々捏造で失礼しました。
作品名:あの椅子を埋めるもの 作家名:八十草子