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【All is fair in love and war】

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「何度言ったら分かる!? 俺にそんなもん通用しねぇ!」
 漸く捕まえた臨也の腕を捻り上げ、怒声を浴びせる。ナイフを落とした臨也は、しかし何故か余裕の笑みを崩さない。
 怪訝に眉を顰めた静雄は臨也の真意を探ろうとするが、臨也はのらりくらりとしか答えない。刺された部分の痛みがじんじんと熱を帯びてくる。静雄は舌打ちをすると、臨也の腕を離した。
「これ以上話しても無駄だ。さっさと失せろ」
「あれ? 俺のこと殺さなくていいの?」
「……うるせぇ」
 血が滲み出る脇腹を押さえながら静雄は吐き捨てるように言い、路地裏を後にしようとした。
 が。
「そうはいかないよ」





―――――続きは8月22日発行のイザシズ合同本【静雄ジャンキー】にて、どうぞ。