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【寒い朝】

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そこでは、数十張りの様ざまな様式の天幕が張られ、奴隷軍が 様ような民族の混成部隊である事を伺わせ
所どころでは 夕餉の仕度をする白い煙が 立ち昇っている。
間も無く、酒盛りも始まりそうな様子だ。


そんな中、野営地から、少し離れた砂浜で 鋭い声に発しながら 剣を振る二人の男の姿があった。

一人は 金髪碧眼の若者、 もう一人は 浅黒い肌の黒髪の男、 オルフとシリウスである。


「何度言ったら 解るんだ貴様は!? そうじゃない! こうだ!!」


白浜に雷鳴のようなシリウスの大声が響き
オルフに手本を見せるために 彼もまた 汗みどろになり剣を振り続けていた。


「文句を言わんのは良いが 貴様は物覚えが悪すぎるぞ!!」

シリウスに叱咤されながら、オルフは歯を食いしばり 懸命に素振りを繰り返している。

「ええぃ! 出来るまで 夕飯は食わさんから そのつもりでおれよ!!!」





その様子を 物陰から じっと見ていた紫眼の狼アメティストスが、呆れ顔で呟いた。

「…という事は 今日も晩飯は ふたりとも残り物だな…」


浜辺には 何度も何度も、繰り返し白い波が打ち寄せ続けていた。






    【寒い朝】 了
作品名:【寒い朝】 作家名:時帰呼