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黒の棺桶

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ふたりは肩を並べて歩き出す。長身のダンバンに、小柄なメリア。並べる、というのには少々語弊があるか。
メリアは足早に、ダンバンはどこか重い足取りで、落ちた腕の大地を踏みしめる。草の感触が心地よい。
また、黒の残骸からパーツがひとつ崩れ落ちた。しかしダンバンは振り返らない。
崩れ落ちたパーツは、ダンバンが立てた剣の傍らへと転げ落ちる。
それは、彼が土へと還っていく一歩だった。
作品名:黒の棺桶 作家名:梗乃