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悲観帝人とぐったりしてる臨也さん/
「やっぱりあれですか、駅ごとに転々と愛人が居るんですよね」
「どうやって出したの、その結論」
恋人の思考は行程中、かなりの飛躍をみせるので対処にすごく困る。ネガティブロードは果てが掴めない。
「池袋だけですか？愛人が二人いるのは」
無視か。ちょこんと首を斜めにする仕草はかわいいのに。
「何で複数系なの？」
「僕と静雄さんで二人じゃないですか」
「そこでよりにもよってかあ」
嘆息は果てを触ることも出来ない。
「綺麗に年をとってゆく臨也さんを隣でみていたかったです」
「えー…。語り口調にならないでくれる…？」
続く以下略。もしかすると底知れない。

「備えあれば、です」
「なら俺を習って、そういうことはこっそりしてよ」

奇跡はあるのに、愛もあるのに。