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短いのまとめ

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臨也さんが少し可哀相な臨帝/
「帝人くん、これってさー…」
「見付かってしまいましたか。臨也さん、腹を決めて貫いて下さい。多少手荒でも文句はありません」
どうか臨也さんのものにして下さいませんか。真剣な瞳が痛い。
帝人くんを守る筈のをものを手渡される。軽い質量にそぐわない程の存在感を宿すそれに、経験からして今ひとつ信頼していない。

何度も言ってるけど。鈍く輝いた銀の刃は俺だけが持つべきであって、帝人くんが触れるのは断固反対するよ。
ましてや尖った方が向かうなど、嘘でもあってはならない。


「時を止める方法を見つけました」
「いや、嬉々としながら報告しないでよ」
その場合百年の恋だって冷めるから、という脅しの最終手段を取り出すのはこんな時。とあるひどく冷えた日曜日。
作品名:短いのまとめ 作家名:じゃく