風邪＠ジュリオ訪問編
ジュリオはわからない、という顔をし、ふと思いついたのか、りんごの欠片を指で持ち、ベルナルドへと差し出す。食べろということなのだろう、顔を傾けて唇を当てると、中へと押し込まれる。
餌付けをされているような気分だ。
視界の端に置かれたままのナイフは気になったが、ベルナルドはしばらくジュリオの不器用な行為に、甘えることにした。
作品名：風邪＠ジュリオ訪問編 作家名：七月かなめ
ジュリオはわからない、という顔をし、ふと思いついたのか、りんごの欠片を指で持ち、ベルナルドへと差し出す。食べろということなのだろう、顔を傾けて唇を当てると、中へと押し込まれる。
餌付けをされているような気分だ。
視界の端に置かれたままのナイフは気になったが、ベルナルドはしばらくジュリオの不器用な行為に、甘えることにした。