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影に虫食むや〈1〉

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「とにかく! 俺が奴をぶっ殺す以外の目的であのノミ蟲ん家にいるわきゃねーだろが! んなこたぁ日本が沈んでも天地がひっくり返っても有り得ねぇ! 寝言抜かしてっと歯の噛み合わせガタガタにしてやんぞオラ!」
「う~ん? いやぁ、まぁ……、そうだよねぇ??」


じゃああの電話はなんだったんだろう、と、新羅は静雄に胸倉を掴まれながら怪訝に眉を寄せるが、セルティが嘘をつくわけがないしこうして静雄も目の前にいるので臨也こそどこか頭でも打っておかしな夢でも見たのかもしれないと無理矢理自分を納得させた。
だがこの時この三人は知る由もない。臨也の身に降りかかった不可思議な出来事であるそれが、後に自分達へも舞い降りる災厄の一端になるであろうことなど。


そして臨也は新宿から、いや彼を知る全ての者達の前から姿を消したのだった。

























〈影に虫食むや・1〉



ちょっと設定。
シャドウ→抑圧された自我
静雄から知らないうちに出たシャドウが具現化して臨也の前へ。P4だとシャドウの本人に受け入れられないと暴走してたけど静雄シャドウは臨也に受け入れてもらえなかったため暴走。



作品名:影に虫食むや〈1〉 作家名:七枝