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バールのようなもの
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novelistID. 4983
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とがしくんと10人のノス

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今よりすこし昔のことでした。ノスという名前のロボットがいました。
ノスは子守用に、ある家に買われました。
子どもが大きくなって子守の必要がなくなっても、ノスの持ち主はノスをすてませんでした。ノスも大切な家族の一員になっていたからです。
ロボットなのに仕事がないノスは、毎日いろんなところへあそびに行きました。
「とがしくんの家に行ってくるのす!」
「気を付けて行っておいで。わがままを言ってとがしくんを困らせないようにね。」
「のーす!」



ノスにはとがしくんという友だちがいました。
ノスはよく、とがしくんの家にあそびに行きました。
「とーがしくーん!おじゃまするのす!」
「おう、いらっしゃい。もうちょっとで仕事が片付くから、上がって待ってて。」
「早くするのすー!仕事なんて年5びょうでいいのすよー!」
「映画一本とりおわるのに、何年かかるんだよ。」

とがしくんの仕事は映画のかんとくです。
ノスはとがしくんも、とがしくんのとった映画も大好きです。
とがしくんのほうも、ノスのことが大好きでした。

ふたりはとても仲よしでした。
しかし、いつまでも続くような楽しい日々に、急にピンチがやってきたのです。