【DRRR】本心【臨帝】
「……おはようございます、臨也さん。…夜中に、不法侵入ですか?」
「…おはよ、帝人くん。…どうしても、そうしなきゃならない理由があったものだから、ね」
やっぱり泣いているその人を、僕は再び抱きしめる。
「俺は、”君”を愛してる」
ああ。やっぱり。
やっぱり、そうでしたか。
「僕は―――」
この人が今まで得られなかった愛情の一欠けらでも、分け与えられるように。
そしてそれが出来るよう、この人がもう少し、愛し方と愛され方を学ぶために。
作品名:【DRRR】本心【臨帝】 作家名:cou@ついった