Hiwaily*2 番外編【smiley*2の場合 前編】
前略 最近よくぽこたさんに助けられます。
ぽこたさん背が高いから……羨ましい!!
「直人さん、お酒ここに置いておきますね」
「ありがとう、むっち君」
ずらりと並べられた壜をみつめ、むっちは直人の手元をみつめいた。
現在彼は、シェイカーに様々な酒を入れている途中である。
「直人さんって、カクテルも作れるんですね」」
「まだまだだけどね」
「本当、直人さんってすごいですよね。俺なんかまだまだで」
むっちの言葉に、直人はシェイカーを振りながら黙って聞く。
リズミカルな音が響き。そして消えた。
「俺、最初はしんどくてきついなーって思ってて。
でも、今はホストの仕事楽しいんですけど。皆のようにうまくいかなくて」
「まぁ、いいんじゃない?」
カクテルをグラスに注ぎ、直人は軽く笑う。
「俺も料理とか始めた時はさ。怪我とかいっぱいしたし、調味料間違えたりしたし。
でも、最初から完璧にできるわけじゃないんだし。頑張ればいいと思うんだ」
「……そうですか?」
「うん、だってこの仕事好きなんだろ?だったら頑張ろうよ」
素直な言葉に、むっちはぽかんと口を開けて直人をみつめる。
直人の方はカクテルを一口飲んで、首をかしげていた。
「カシスいらなかったかな?……むっち君?」
「俺も、直人さんみたいに。頑張れる人間になれますか?」
唐突な言葉に、直人は面食らったようだが、今度はやはり笑って。
「当たり前だよ」
直人、むっちと語らう。の巻。
≪後編に続く≫
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作品名:Hiwaily*2 番外編【smiley*2の場合 前編】 作家名:響嵐



