Hiwaily*2 番外編【smiley*2の場合 前編】
前略 clearさんと遊ぶ約束をした。
……その前に俺は部屋を借りれるのだろうか。
「うーん……っと、もう少し……」
直人は一生懸命手を伸ばし、ボウルを取ろうとする。
刹那、手が滑ってそれが落ちてきた。
「にゃー!!」
「大丈夫か?」
上から声が掛かり、ふっと顔をあげると、そこにはあきれた表情のぽこたがいた。
ぽこたは直人の後ろから腕を伸ばし、ボウルを握っている。
「お前なー。脚立ぐらいつかえ」
「ぽこたさん、すみません」
「ったくよー。お前背が低いんだからな」
「な、背が低いのは余計です。……でも、ありがとうございます」
「うーん」
ぽこたはボウルと流しに置くと、直人の頬をなでた。
傍から見れば、ぽこたが直人に迫っているようにも見える。
「なんですか?」
しかし鈍感な直人は気がつかない。
「お前、女だったらいいのにな」
「……蓮さんと同じこと言わないでください」
「まぁ、女だったとしても蛇足さんは渡さないからな!」
「あはは」
さいごはびしっと指を突きつけられたが、直人は楽しそうに笑う。
そして、改めてぽこたに問いかける。
「俺に何か用ですか?」
「ああ、むっちの歌が始まるからオーナーが呼びに行けって」
「分かりました」
直人、ぽこたとじゃれあう。の巻。
作品名:Hiwaily*2 番外編【smiley*2の場合 前編】 作家名:響嵐



