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これもいわゆる運命の出会い?

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竜ヶ峰帝人は混乱していた。





この世に生を受けて15年。
親無し子の身だった、孤児院の厳しくも優しいシスターといち家族のような仲間達、そして何より自身の努力で女だてらに優秀な軍人を多く輩出する士官学校に入学をもぎ取って1年と半年。
出る杭として叩かれながらも耐えてたまに反撃しながら理解ある友人達にも恵まれ、無遅刻無欠席無早退でもちろんサボりも無しな、いわゆる㊝印で卒業後の配属先もいち早く決まった。
後は卒業を待つのみだった。



のだが、



嗚呼、親愛なるシスター。
僕、竜ヶ峰帝人は、今、すっごく、混乱してます。



だって、



(何故に僕は見知らぬ部屋の見知らぬベットで見知らぬ人と床を共にしているのでしょうかぁぁぁぁぁ!!??)



「しかも頭痛いすごく痛いそんで腰が痛い!!?」
言うなれば、ガンガンズキズキガンガンだ。
ぐおおっと帝人が悶絶していても隣の男(金色の髪が眩しい)が起きる気配は無い。どんだけ熟睡してんだと思いつつも、今の帝人には有難かった。
痛みに苛まれながらも、帝人はとりあえず今の状況の原因を思い出すことにした。