今日も今日とて池袋は平和です
「そこ、ネタはちょっとばかしおかしいんだが味は旨いから心配するな」
「はぁ・・・」
ネタがおかしいというのはどういう事だろうと、不思議に思う。そして同時に楽しみでしょうがないのだ。
「好きなだけ食って良いからな。遠慮するなよ?」
「ありがとうございます」
そうして帝人も静雄と共に池袋の雑踏の中へと消えていった。
数十分後、太郎と帝人は同じ店の中で鉢合わせをし、兄の静雄と妹の静香が微妙な雰囲気になるのはまた別のお話。
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それで、なんであんただけ帰ってきたのよ。
ん?何々波江さん帝人君のお強請りした内容が気になるって?しょうがないな話してあげるよ!
誰も聞くなんていっt
帝人君がねあの帝人君がさ!俺に抱きついて今度一緒にデートしましょうねって言ってくれたんだよ!
その代わりに静ちゃんとこれ以上喧嘩しないって言うのが条件だったんだけどさ!もう本当に今から楽しみー!
(それ、体よくあしらわれたんじゃない。気がつかないのこの馬鹿?)そう、良かったわね。
楽しみだなー楽しみだなー!何着ていこうどこへ連れて行こう!帝人君、ラブ!
臨にぃは失敗したのかしら。だってここの寿司屋にいないってことはそうなのよね。ふふ、ご愁傷様!
私は太郎さんとよろしくやるから、別にどうでもいいわ!
作品名:今日も今日とて池袋は平和です 作家名:霜月(しー)