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マルナ・シアス
マルナ・シアス
novelistID. 17019
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【東方】東方遊神記1

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「おぉーーい!!二人ともなにしてるんだよー!!僕を餓死させる気かぁーー!!」
台所から腹ペコ神の怒鳴り声が聞こえてきた。
「いいかげんこれ以上待たせると大変だね。あたしも流石にお腹すいたし、行こうか」
「はい」
神奈子達もようやく昼食に向かった。因みに早苗が昼食の準備を整えて駆けつけたのが正午頃。神奈子達が諏訪子たちのところへ向かったのが午後一時過ぎ。たっぷり一時間も喋っていた。そりゃあお腹もすく(笑)。
「おっ、可愛い歩き方だね」
青蛙神は足が一本なので、ピョンピョンと小さく飛びながら移動する。なるほど、まるで兎のようで可愛い。見た目はカエルだが。
「もうとっくの昔に慣れましたが、正直二足歩行にも憧れます」
「そんなに服がダボダボだと、ふんづけて転んじゃうんじゃない?その服すごく可愛いけど、なにかもっと動きやすいのをみつくろってやろうか?」
早苗の小さい頃の服に手を加えれば、幾らかましなものができるんじゃないかなどと考えながら言う神奈子に対し、
「とっ、とんでもない!!私が初めてこの世に顕現した時からずっと、私はこの姿なのです。ですから、この服はいわば私の体の一部。お心遣いは嬉しいのですが、私はこの服を変えるつもりは毛頭ありません」
意思、思考、感情、知識といった複雑な心を持つ存在、その中でも長い時を同じ姿で生きてきている者にとって、自分の姿というのは言ってしまえば identity(アイデンティティー)の最もたるものだ。人間だって、たとえば大怪我をして、片腕、片足などを失ったり、顔が醜く変形してしまったりしたら、生きる希望を失ってしまうようなこともあるだろう。それだけ自分の姿が変わってしまう事や、変えるという行為は、とんでもなく大事なのである。
「ふぅ~ん・・・まぁ見てる分には可愛いからいいけど」
・・・どうでもいいけど、早く昼飯を食う場面に行ってくれないかねぇ。
因みに、この話の本文は、ほぼリアルタイムで書いているから。表現がおかしいようなところは、そういった理由だからね。