二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
南天こった
南天こった
novelistID. 11402
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

だめだ降参!メロメロです

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 




「君、一体何したんだい?」



やっと仕事が終わって、これから可愛くて可愛くて可愛くて仕方のない恋人に会いに待ち合わせの場所へと向う途中、突然かかってきた白衣の同窓からの電話に俺は見えもしないのに不機嫌そうに眉根を寄せた。
「はぁ?いきなり何?」
こっちはさっきシズちゃんに見つかったせいで最愛の帝人くんとの待ち合わせに遅れそうだってのに!!
「臨也って本当にろくでもない男だよね」
電話の向こうの新羅は俺の苛立ちなどお構いなしにそう言って呆れたように息を吐いた。
いきなりかけてきたとおもったらなんなの!?俺今すっごく機嫌悪いしさ、すっごく急いでんの!!わっかんないかな!?
待ち合わせ場所に向って走りながら、苛立ちをそのまま音にのせて電話の向こうの相手にぶつけてやろうと思ったが、次の言葉に遮られた。

「うちの可愛い帝人くんを泣かすなんてさ」


「は?」


その言葉に思考も動きも急停止した。
泣かせるってなに?
え、帝人くん泣いてるの??


「いつから帝人くんはキミん家のものになったのさ」

思考とは全く別のことを憮然と呟くと、そんなに俺の様子とは反対に新羅は嬉しそうに笑った。
「いや、今まさにそういう話に落ち着いたからね!君にはやっぱり帝人くんを任せられない。うちの子になった方が幸せだろうって今セルティと帝人くんと話てたとこr…」
「つまり、よく分かんないけど帝人くんはキミん家で泣いてるってことだよねっ!?」

返事を聞く前に腹立たしい会話を打ち切って、俺は新羅のマンションに向かって再び走りだした。