波乱がくぽ 万丈KAITO
「・・・っくしゅん!」
カイトが冷凍庫のアイスをあさっていると、いつになくけだるそうな顔をしたがくぽがやってきた。その頬はほのかに赤く、瞳は潤んで、そのなりは俗に言う「風邪っぴき」の姿だった。寝ぼけているのか否かもわからないまま、がくぽはカイトに近づいてきて、突然口を開いた。
「すまぬカイト・・・今日は気分が優れぬ故・・・レコーディングは明日・・・っ・・・。」
驚いたカイトは冷凍庫にアイスを戻すと、がくぽの長い前髪をかき分け、額に手を当てる。するとそこはかなりの熱を帯びており、うっすらと汗をかいていた。
「うわ・・・いけない。スゴイ熱じゃないか。あとで薬を持っていくから、部屋で大人しく・・・って、ちょ・・・っ!」
カイトがすべてを告げる前に、がくぽの均整のとれた美しい身体がぐらリと傾き、崩れ落ちた。床につく寸前でカイトがそれを受け止めるが、がくぽの方はそこから持ち直す気力もないのか、結局2人揃ってその場に倒れた。
「カイト兄、何やって・・・って、どうしたの!?」
騒ぎを聞きつけたレンが、2人のただならぬ様子を見てあわてて駆け寄ってきた。カイトが事の経緯を説明すると、すぐにレンはどこからか薬やらタオルやらを引っ張りだし、カイトはがくぽを部屋に運び込んだ。
カイトが冷凍庫のアイスをあさっていると、いつになくけだるそうな顔をしたがくぽがやってきた。その頬はほのかに赤く、瞳は潤んで、そのなりは俗に言う「風邪っぴき」の姿だった。寝ぼけているのか否かもわからないまま、がくぽはカイトに近づいてきて、突然口を開いた。
「すまぬカイト・・・今日は気分が優れぬ故・・・レコーディングは明日・・・っ・・・。」
驚いたカイトは冷凍庫にアイスを戻すと、がくぽの長い前髪をかき分け、額に手を当てる。するとそこはかなりの熱を帯びており、うっすらと汗をかいていた。
「うわ・・・いけない。スゴイ熱じゃないか。あとで薬を持っていくから、部屋で大人しく・・・って、ちょ・・・っ!」
カイトがすべてを告げる前に、がくぽの均整のとれた美しい身体がぐらリと傾き、崩れ落ちた。床につく寸前でカイトがそれを受け止めるが、がくぽの方はそこから持ち直す気力もないのか、結局2人揃ってその場に倒れた。
「カイト兄、何やって・・・って、どうしたの!?」
騒ぎを聞きつけたレンが、2人のただならぬ様子を見てあわてて駆け寄ってきた。カイトが事の経緯を説明すると、すぐにレンはどこからか薬やらタオルやらを引っ張りだし、カイトはがくぽを部屋に運び込んだ。
作品名:波乱がくぽ 万丈KAITO 作家名:魂揺