二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

降伏宣言

INDEX|4ページ/4ページ|

前のページ
 


「ねぇ。帝人君。なんで告白してくれようって思ったの?今まで頑なに言ってくれなかったのに」
帝人の告白を聞いて、我慢することなく帝人を貪ってからのベッドでのピロートーク。
臨也は疑問に思って聞いた。
帝人はぐったりしながらも臨也の疑問に答える。
「臨也さんが初めて告白してきた時に宣戦布告って言ってたのをふと思い出したんです。
それで、その勝負をつけないとって思ったんです。感情を見事に変えられたので、僕の負けですね」

ふぁー、と欠伸をしながら帝人はそう言った。
眠いので寝ます、と帝人は一言告げてすぐに寝入ってしまった。

帝人の寝顔を見ながら臨也は愚痴た。
「欠伸しながらの降伏宣言って何?っていうか、俺の初めての告白ってふと思い出すくらいの印象なわけ?あー、もう。負けって言うなら、俺が圧倒的に負けてるんだよ、最初から。先に惚れたほうが負け、ってよく言うじゃないか。無縁な言葉だと思ってたんだけど…あー、もう完敗だよ。きっと、これからも俺は君に振り回され続けるんだよ。まぁ、それが心地いいんだけどね」

帝人の髪をいじりながら臨也は優しい顔をする。
そして眠る。

そういえば、他人の隣で眠るのも帝人君が初めてだな、と思いながら。
作品名:降伏宣言 作家名:彼方