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GUNSLINGER BOYⅢ

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君の愛



「・・・あの、」
「さっすが俺の帝人君!!超似合う!」
「臨也さん・・・」
「あ、次はコレ着てみて」


美しい顔に満面の笑みを浮かべてハンガーにかかった服を手渡してくる。
赤みがかった切れ長の瞳。すっと通った鼻筋。細い顎。
[作り物]は自分の方なのに、見た目で言えばこの人の方がよっぽど作り物じみていると思う。

とりあえず渡された服を受け取り赤くなった顔を隠すために急いで試着室のカーテンを閉じた。
・・カーテンの向こうから、こちらの反応を楽しんでいるかのような含み笑いが聞こえた気がした。
完全に遊ばれてる。

「帝人君、着替え終わったらまた呼んでね」
「・・はい。臨也さん」


折原臨也。
・・・義体である僕の、担当官。
そして帝人というのは、ついこの間もらったばかりの僕の名前だ。


作品名:GUNSLINGER BOYⅢ 作家名:net