だって憧れじゃないか!
余談
「み、みみみみかどくん、これはまだはやいんじゃないのかなむりなんじゃないのかなあ」
「やだなあ、健全な青少年なんだからコンドームくらい買いますよ普通です当たり前です」
「でも、ここここんびにでかうものじゃないんじゃないかなあそれにこころのじゅんびがががが」
「そうですか、仕方が無いですね、それじゃあ」
「戻そうね戻すよねもう少し待ってくれるよね」
「僕がちゃんと臨也さんにつけてあげますね」
「逃げ場無しだよ帝人君!」
「逃げるんですか、悲しいですけど追いかけて捕まえるから構いませんよ」
「逃げられる気がしないよ帝人君!」
「本気で逃げるつもりだったんですか?」
「っ・・・好きです・・・!」
「知ってます。じゃあこれはお買い上げで」
「ああああでも待ってお願いもう少し経験値積み上げてレベルアップしたいの!かっこいい臨也さんにジョブチェンジするまで待ってー!」
「もう、仕方が無いですねえ」
夜のコンビニ、バカップル会話を繰り広げる青年男性と高校生男児。
店員は必死に目をそらして耳を塞ぎ、客たちはそそくさとその場を去っていく。そんな現状に気づくこともなく、バカップルは今日も元気に周囲に精神攻撃を繰り出すのだった。
っていうか、ジョブチェンジできるのか?
そんな疑問を抱く、ある秋の日。
作品名:だって憧れじゃないか! 作家名:夏野