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きっかけは何処にでもあるというわけで。

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「あれ?作るだけだと思った?それは寂しいでしょ。君が食事を作り、俺と一緒に食べるまでが条件だよ」
「でも僕と臨也さんの時間が合わないと思うんですが」
「帝人君とご飯を食べる時間は絶対に確保する」
「・・・・・わかりました」
呆れ気味に、しかしどことなく照れくさそうに帝人は笑い了承した。
よろしくお願いしますと頭を下げる帝人を見つめながら、臨也は自分の思い通りに事が運んだのと、降って湧いてきた幸運に端正な顔を甘く綻ばせた。








それから少しも経たない内に、連日帝人の元にきていた手紙や電話がぱったりと止まった。さすが臨也さんだなと感心とちょっとだけ畏怖を感じつつも、帝人はすっかり来慣れてしまった部屋のインターフォンを押す。すぐに開かれた扉から「おかえり」とにこやかに出迎える臨也に、帝人は今まで感じたことのないくすぐったい気持ちを密かに抱きながら、面映ゆそうに「ただいま」と返すのだ。








そんな二人が恋人として付き合うのは時間の問題かもしれない。









(お兄ちゃんはあんな非道で性格破綻な男なんて許しませんよ!)
(お前に言われたくないな、新羅)
【帝人ならもっとましな男がいるはずだ!】
(その件に関しては僕も思いますけど・・・)
(え、帝人君までひどくない?)