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鷹乃爪太郎
鷹乃爪太郎
novelistID. 17799
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舞台、演奏、そして・・・

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『ありがとうございます。』

 グリスと、琥流栖はお辞儀をした。一方楽太郎は、けっというと、

「それだけかよ。」

 とつぶやいた。すると爪太郎が顔に影作りながら言ったのだった。

「ふふふ、2割引きにしてもいいのよ?」

「冗談やめてくださいよ!」

爪太郎がはっはっはと笑った。琥流栖は微笑みながらその様子を見ていたが、クレスがいないことに気が付いた。

「クレスさん・・・・・?」

 琥流栖はクレスを探しに行った。店の外に行ってみると、グリスとともに庭にいた。

「クレスさん、グリスさん・・・?」

 琥流栖が話しかけると、2人はこちらを向いた。琥流栖は2人のところに近づき訪ねた。

「どうしたんですか・・・?そんなところで・・・・・・・。」

 グリスは少しおろおろした様子で、どもっていた。

「え・・・・えっと・・・・・ですね・・・・。」

 するとクレスが割り込みこう言った。

「別に・・・・男同士でしかできないない内緒話だ。」

「はぁ・・・・・・・。」

「じゃあ・・・・・俺はもう行くから・・・・・・。」

 そういうとクレスは空間移動していった。最後あたりが気になるのでグリスに聞こうとしたが、「男同士の内緒話だからダメ」の一点張りだった。

 一体どうしたというのだろう。楽太郎に聞いてもきっとだめであろう。夏果にも聞いたが、何も知らないようだった。

 一体何があったんだろう・・・・?
 
 だが、このことがきっかけで琥流栖のまわりがだんだんと変わっていくことになるのは・・・・また別のお話・・・・・。