二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

お年頃

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
ベット横になりながら邪魔になった布団を足で跳ね除けて、その気は無かったはずなんだがなぁとアーサーは開放された軽い倦怠感とともに溜息をつき、ガシガシと褪めた色の金髪を乱暴にかきむしる。
つい最近までネタにしていた雑誌がいくつも閉じたまま床に散乱していた。
極一般的な男子として溜まったものを処理する行為に、彼の友人の顔が出てきたのはいつの頃からだろうか?
最初はなんかふとした仕草の顔が色っぽかったなぁとか、最中にぽろっと思い出したんだと思う。
確かに友人の菊は、本人が気にするほど女顔ではあったが、その気のある人間のように断じて妙に仕草が女っぽいとか、貧弱という訳でもない。
ああ見えて格闘技に通じていて、対格差で甘く見ていると惚れ惚れするほど無駄の無い動きで組み伏せられ間接をきめられる。
だからいくら綺麗な顔をしていても彼をネタにするのはおかしいし、正直気まずいと自分でも思うのだが、始めてしまったものがどうしてもやめられない。
顔は…まぁ好みだ。
癖の無いサラサラの髪は今時貴重な黒髪で、滑らかなシミ一つ無い象牙色の肌、底の見えない神秘的な黒い瞳、柔らかな笑みを浮かべる口元。
菊には悪いが女だったら最高だなぁと、たまたまグラビアに載っていたスレンダーで濃い髪色のショートヘアのアイドルの顔を、妄想の中で菊に挿げ替えて何度か抜いた。

先日シャワールームでの事。
クラスが違うのでこれまで居合わせた事はない菊が、時間外にシャワーを使っていたいた所に出くわした。
いつも人前では頑なに肌を見せるのを嫌がる菊が、シャワールームでは何の抵抗も無く全裸になって均整の取れたしなやかな体にいくつも水滴をつけながら無防備すぎるほどにさらしていたのには、逆にこちらが驚かされて目のやり場に困った。
彼の郷里ではこちらのようにスパで水着を着用せず全裸が普通らしいが、じゃあなんで日頃はそんなに恥ずかしがるのかその方が理解できなくて、しばらく真面目に悩んだものだ。
男の裸なんかでその気になるはずないだろうと思っていたのに、その日は何故か菊そのままの姿を思い出して抜いた。

そのうち、ただ裸をネタにするのも飽きて、妄想でも後ろに入れるのは抵抗があったんで、試しに恥らう菊のものを抜いてやるというのをネタにしてみた。
予想外にあっという間に上り詰めて、最近のネタはもっぱらそればかりだ。
どうもあの顔はいけない。
真っ赤になって俯いているあの顔を見ていると妙に嗜虐心をそそられて、そむけた顔のあごをとって逃げようとする視線を強引にこちらに向けさせたくなってしまう。、
挿入が無理だとしても楽しむ方法はいくらでもあるよなと、菊が自分の物をくわえて抜いてくれるを想像してみたりもして、どんどんネタのパターンも増えた。

作品名:お年頃 作家名:あさなぎ