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たかむらかずとし
たかむらかずとし
novelistID. 16271
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The way to love "my way".

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 竜ヶ峰帝人はただの子供で、そして同時に、この上なく特別な子供でもあった。
 静雄ははじめ、その平凡さを好んだ。自分が得られなかった平凡な生活、穏やかな高校生活を送っている、容姿も能力も平凡な、けれど静雄を恐れず近づいてくる剛胆さも併せ持つ少年の、その小市民的な穏やかさを好んだ。
 俺もこんな風だったら、と思ったことがないとは言わない。けれどすぐに、そんな風にはなれっこないと思い直す。自分がそんな風に生きられるようなタマではないことは自分が一番知っている。
 その子供が、静雄の憧れが、静雄自身にも理解できない厄介な性質まで許容してくれた。
 静雄に欠けている全てを持つこのいきものが、静雄を許容してくれる。好いていてくれる。
(運命とか言うとアホみてーだけど…)
 運命以外の、なにものだろうか。 
 一生一人で行きていくのだと、ひとりぼっちなのだと、静雄はずっと思っていた。一人きりで、弟やセルティとつかず離れず付き合いながら、ただ生きて、いずれどこかで独り死ぬのだと。己にはそんな道しかないのだと。
 でも。
(───でもこいつと一生友達でいられたら、俺はもう、ひとりぼっちで生きていかなくてすむ。さみしいままじゃなくてすむ)
 笑う子供の横顔を眺めて、静雄は目を細める。

 


 竜ヶ峰帝人を得て、ようやく己は完成したのだと、静雄は安堵と満足の溜め息をついた。