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生徒会の一存パロ

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臨也「えええええ!?こ、これだけやらせておいて!」
静雄「お、俺はお前の頼みだから仕方なくノミ蟲相手にあんな事…ッ!」
新羅「臨也と静雄の絡みは放送コードにひっかるね。そういうディープなのはプライベートだけに留めてよ」
静雄「勘違いされるようなこと言うな!誰がこんなクソノミ蟲と!俺は帝人一筋だ!」
臨也「そうだよ!リスナーの皆、信じないでねっ!俺が好きなのは帝人くんだから!間違ってもこんな化け物じゃないよ!」
新羅「……そうだね、うん。ここは、そういうことにしておくべきだったよね。軽率な発言してごめん、二人とも」
戦争コンビ『もうやめろぉぉぉぉおおおお!!」
帝人「さて、じゃあ次のコーナー!≪紀田正臣の『殴るなら俺を殴れ!』≫」
正臣「なにそのコーナー!」
帝人「このコーナーは校内でもし誰かを殴りそうなほどカッとしてしまったら、とりあえず正臣を標的にして発散しましょう、というコーナーです」
正臣「俺の人権は!?」
帝人「生徒のいざこざを解決するのも生徒会の仕事。というわけで、今日も揉め事がありましたら二年B組の紀田正臣までご連絡を―――」
正臣「するなーーーーーー!」
帝人「仕方ないな……。希望者もいないようだし、今日はこのコーナー飛ばすよ」
正臣「なんで俺の担当だけそんなコーナーなんだよ……」
帝人「じゃあ次は僕のコーナー。≪竜ヶ峰帝人へのファンレター≫」
正臣「明らかに差別してね!?コーナーの格差が激しいよなぁ!」
帝人「作者が帝人信者だから。…匿名希望さんからのお便り。『竜ヶ峰帝人様。貴方の美しさを見る度に僕の心はいつもドキドキとときめいて―――』……また男か」
正臣「ファンレターというよりラブレターじゃん!誰だ、俺の帝人にちょっかいかける奴は!いい度胸だ!出て来い!俺が相手して――げふっ」
帝人「なに口走ってるの、君は」
正臣「だ、だって、俺の恋人にラブレターなんて送る奴がいるから……」
帝人「僕は正臣の恋人じゃないよ。ラジオ放送で変なこと言わないの」
正臣「すいません。カッとなってやりました。反省はしていません」
帝人「なんでそんなにふてぶてしいの、刺すよ?」
正臣「うぅ…。で、でも、その、勘弁してくれ。その帝人への手紙のコーナーは俺が嫉妬に狂っちまって耐えられねえ」
帝人「……はぁ」
静雄「………つーか紀田と帝人、近寄りすぎだろ。離れろ」
帝人「うん?そう?普通だと思うけど…まあいいや、正臣離れて。……じゃ、次のコーナー……」
臨也「あ、なんだかんだ言って紀田くんの希望通り手紙読むのやめるんだ。俺も嬉しいからいいけど」
帝人「む……。あー、とにかく次!≪学園五・七・五≫」
正臣「……なんか、急に普通の定番コーナーだな…」
帝人「うん、ネタ切れだからね」
正臣「言っちゃうんだ!」
帝人「このコーナーは、リスナーが考えたこの学園にまつわる面白おかしい五・七・五を紹介するコーナーです」
正臣「逆に危機感を抱くほどありきたりなコーナーだな」
帝人「では、いきましょう。匿名希望さんからの五・七・五」

『燃えちまえ メラメラ燃えろ 紀田なんて』

帝人「……素晴らしい詩ですね。情景が目に浮かぶようです」
正臣「…………」
帝人「? えっと…正臣?僕が言うのもなんだけど……ツッコマないの?」
正臣「いや……。………。わりぃ。リアルに身の危険感じてテンションが上がりにくい」
帝人「あー……」
静雄「…ちょっと笑いのレベル超えてたな、今のは……」
臨也「俺も若干引いたよ」
新羅「まあでも、そうだよね。紀田くんってそういう立場だよね、基本。学園のアイドルたる帝人くんの幼馴染み兼親友ってポジションだけでもアレなのに、その上スキンシップ過多で帝人くんを『恋人』とか『俺のもの』とか言っちゃってるし、なんだかんだで帝人くんに特別扱いされてるんだから……自業自得?」
正臣「う、うぅ…。え、ええい!構うもんか!帝人は俺のだ!文句ある奴、喧嘩なら買うぜ!だから―――」
帝人「だから?」

正臣「火、つけるのだけは勘弁してください。すいませんでした」

帝人「…正臣がラジオなのに泣きながら土下座したところで、次のお便りいこうか。これも……ええと、匿名希望みたい。こほん」

『金がない 勢い余って 人さらい』

正臣「犯人こいつかぁーーーーーーーーーーー!」
帝人「え?なに?どういうこと?」
正臣「いやだから、さっきの誘拐事件の――。てかそんなことより、こいつの名前と住所!書いてないのか!」
帝人「それはないけど……追伸で『二万円も要求してやったぜ!』とは書いてあるよ」
正臣「二万円かよ!安いな、うちの生徒の妹の身代金!なんで両親用意できねーんだよ!」
帝人「僕に言われても……。正臣、世の中には恵まれない人もたくさんいるんだよ』
正臣「そ、そうだけど!……なんかこの事件、割と浅い気がしてきた」
帝人「そんなの誰もが最初から気づいてるよ。まあ、うちはラジオを続けよう」
正臣「……収録中っていうか放送中に決着つきそうだな…誘拐事件」
帝人「では、最後の五・七・五です」

『真面目にさ 仕事をしろよ 生徒会』

正臣「一般生徒の素直な反応キターーーーーーー!」
帝人「まったく、失礼しちゃうよね」
正臣「いや……俺が言うのもなんだが、すげぇ気持ち分かるぞ」
静雄「俺もだ」
臨也「俺も分かるよ」
帝人「ええー、やるべきことはちゃんとやってるでしょ」
新羅「やらなくていいことも大量にやってるけどね」
帝人「むぅ…。よし、このコーナー、終了」
正臣「そういう態度が駄目なんだろ!」
帝人「さて……じゃあそろそろ終わりも近いし、フリートークしようか」
正臣「今までも十分自由だったけど……」
静雄「お、帝人。メール来てるみたいだぜ」
帝人「え?なになに?」
臨也「えっとねー、『妹が誘拐されていた件ですけど、無事解決しました』らしいよ。よかったねぇ」
正臣「おお……解決したか。よかったよかった」
新羅「……ちっ」
正臣「すげぇ聞こえてるけど、岸谷。今の舌打ち」
新羅「なんのことだい」
正臣「録音&放送されているってのに、なにその自信満々な開き直り!」
新羅「でも、随分あっさり解決しちゃったね。どんな犯人だったの?」
臨也「んー……よく分かんないけど、最終的には攫われた妹さんが自分で犯人を叩きのめしたらしいよ。犯人は……今、重体だよ」
正臣「二万円欲しかっただけの犯人ーーーーーー!」
臨也「妹さんも、基本的には犯人に遊んで貰っていただけみたいだよ。でも、このラジオをたまたま聴いてて、自分が攫われていることに気づいて、慌てて犯人をボッコボコに……」
正臣「俺達のせいかっ!」
静雄「結局、なんで二万円欲しかったんだ、コイツは……」
臨也「えっと……。メールによると…うん、なんか、犯人は意識を失う前、『この子の姉に…貸したままの二万円を……返してほしかった……だけなのに。ガクリ』と倒れたようだよ」
正臣「いたたまれねーーーー!っていうか諸悪の根源は姉か!リスナーか!」
臨也「そのリスナーから送られてきたメールの最後は『悪は滅びるのよ!あっはっは』で締めくくられてるよ」
正臣「このラジオのリスナーはろくでもないな!」
作品名:生徒会の一存パロ 作家名:刻蝶