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約束していた正しい関係

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続き。シリアス台無しオマケご注意。






「……ところで、前から聞きたかったんだが」
「あァ? 何だよ、用なら手短に頼むぞ。そろそろ死ぬし」
「いや、さっき主食変更させられた、と言っていただろう。
 本当のところ、お前の主食はお前にとって美味いのかと思ってな」
「はん、アレに比べりゃ、ブラックのコーヒーの方がまだ飲めるね」
 とは、胸焼けを起こすほどに徹底した甘党であった四季の言葉。
「お前の殺しみたいに、単なる衝動だ。進んで飲みたいとは思わねェな」
「そりゃあ、――ご愁傷様」
「アリガトよ。折角なんで、オレも一つ聞いて良いか」
「ああ、答えられる問答であれば受けよう」
「どーも。……で、何で学ランなんだ?」
「……そりゃ、遠野志貴に洒落っ気が無いからだろうな」
「確かに、学生としちゃ無難なチョイスか。
 でもさー。――今、夏だぞ」
 ……正直、聞かれたくない部分に踏み込んでくるのがコイツほど上手い相手を、俺は知らない。
「…………」
「…………」
「…………」
「……実は暑いんだろ」
「……俺に言うな」
 ちょっと今からでもアイツを殺しに行きたくなってきた。
「今更格好つけるのもアレだし、脱げば?」
「……そうするか」