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銀沖ログ詰め合わせ

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「あ、旦那」
「おー、総一郎君じゃない。どったの」
「総悟です。こちとらちょいと休憩をば。旦那は?」
「俺は今から団子喰いに行くの。てかそれ休憩じゃないよね。サボリだよね。明らかに寝てたよね。大串君が怒るよ?」
「ソイツは今頃泡吹いてくたばってるんで、大丈夫でさァ。ところで旦那、」
「ん?」
「その後お変わりなく?」
「は?何が」
「いや、だから、何か変わった事とか起きなかったですかィ?主に自分自身について」
「え、何ソレ。別に何も無いけど。何かあんの?」
「いや別に何も。…………………チッ、何も起きなかったのかよ」
「あれ、今舌打ちした?舌打ちしたよね?」
「気の所為ですって」
「いやいやいや、絶対気の所為とかじゃあ無かったから」
「じゃあ聞きやすけど、ほんっとーに、何も無かったんですかィ?俺の事考えると何か動悸が激しいとか急に胸が苦しくなるとか、俺の顔見てきゅんとなるとか」
「何その具体的な例え。お前ホント何したの?!」
「ですよねィ。見たトコ、何時も通りっぽいですし」
「人の話聞けよ!」
「いや大した事じゃあないんで。旦那が気にする事無いですぜィ」
「いや気になるから!気になりまくりだから!!」
「単に土方のヤローには効いたのになーって話でさァ」
「…………敢えて聞く。何が?」
「外法」
「……は?え、ちょ、はぁ?!」
「大丈夫ですぜ、旦那。あのマヨラーとは種類が異なりますんで」
「いやそういう事じゃなくてだな。ってオイ!」
「安心してくだせェ」
「出来るかーーーッ!!!つか、おま、人の与り知らぬ所で何してくれちゃってんのォォォ?!」
「…俺もいたいけな年頃の純朴な青少年って話でさァ」
「訳分かんねーし意味不明だし、お前のどこが純朴?!」
「じゃあ分かるよう、せいぜい頭を悩ませて下せェ。でないと…」
「…でないと?」
「…また、今度は違うのを試しますぜィ?」

作品名:銀沖ログ詰め合わせ 作家名:真赭