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残さず全部召し上がれ

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残さず全部召し上がれ〜その2




「カカシ先生ー!」


近所の角の駄菓子屋がつぶれて、そこに新しくドーナツ屋ができていた。
オープン記念でもやっているのだろうか、店の周りには若い女の子達が群がっている。
甘いものが苦手なカカシはチラリと横目で見ただけで、興味なさげに通り過ぎようとした時、聞き慣れた声に呼び止められた。
「どーしたの?サクラ」

ピンク色の髪の毛と蒸気した頬を弾ませて、こちらに向かい駆けてくる。
「今、そこのドーナツ屋さんに並んでたんですけど、これどーぞ」
差し出された箱の中には5つほどのドーナツが入っていた。
「悪いね、でも多くない?」
「すごく美味しいんですよ、ここのドーナツ」
ニコリと笑う可愛い教え子にはめっぽう弱い、カカシは礼を言うとドーナツを持ち帰った。



「・・・でね、これ食べるの手伝ってくれないかなヤマト」
「食べれないなら最初から貰わなければいいじゃないですか」
カカシの家でくつろいでいたヤマトを見下ろし、お願いしてみる。
「冷たいね、お前。かわいい生徒の好意を無下にする気?」
「わかりましたよ、食べますよ」
コーヒーを入れにいこうと立ち上がり、カカシの横を通ろうとするとがっちり腰を掴まれた。
「なんですか?コーヒーなしで食えとか言わないで下さいよ」
「いや、俺も食べようかなと思って・・・」
「食べたらいいじゃないですか」
「・・・そうか、じゃあいただきます」

ドンッと胸を押しソファーに倒れ込むと、ヤマトの上に股がるカカシの口にはカスタード入りのドーナツが銜えられていた。
ヤマトの口元にドーナツの端が向けられ、食べろと言われてるようでかじりつくとカカシはドーナツから口を離した。
「っんん?」

塞がれた口から、ちょっと?と驚く声を無視し、カカシはヤマトのズボンに手を伸ばす。
いきなりトランクスの中に手を突っ込まれ、右手の親指の腹でグリグリと押すように揉まれているとすぐにそこは硬くなり始めた。
「なにやってんですか」
銜えていたドーナツを手に持ちかえると、勝手に下半身を弄るカカシを慌てて静止する。
「なにって、なんかムラムラしてさ」
「今の流れにムラムラする要素ありました?!」
「ドーナツ銜えるヤマト見たら、なんかスイッチ入ったみたい」

至近距離でニコッと笑顔を向けられると、どんな無茶なおねだりも聞き入れてしまいそうになる。
「昼間からなに言ってんですか」
この笑顔には流されないと、そっぽを向くと顎をグイッと掴まれ顔を正面に向けられた。
「残さず食べるから、我慢して」
ベロリと砂糖が残る甘い唇を舐められ、口内に長い指を入れられかき回される。
閉じられない口からは、唾液と声が洩れる。

ゆっくり指を引き抜き、ヤマトの唾液がついた指を舐めながら濡れた指先でヤマトのモノを扱きあげる。
ヒクつく先端からは先走りが糸をひき、ヤマトの手にあったドーナツの中からカスタードを指で押し出し勃起した先端に塗っていく。
躊躇なくそれを頬張ると味わうように口を上下させる。

「美味しいんですか?」
「・・・ん、ヤマトの味がする」
「よく味わってくださいね」
「わかってるよ」

ペロリと手に付いたカスタードを舐めとると上目づかいでニヤリと微笑んだ。
作品名:残さず全部召し上がれ 作家名:ユラン