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呟きろぐぐ Ⅱ

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「静雄さんの血は美味しいんですけど」
「・・微妙に嬉しくねぇな」
「肌が硬くて上手く牙が突き刺せないのが難点です」
「刃物とかで切ればいいじゃねぇか」
「それじゃ毎回痛いですよ。僕が直接噛んだ方がまだ痛くないと思うんです」
「でも噛み難いだろ?」
「ええまあ」
「じゃあ妥協しろ。だから俺以外の血は飲むな」
【吸血鬼帝人】




《帝人はパートナーを見つけないのか》
「同類は居れど一族は僕以外居ませんからねぇ。・・・・今さら復興とかめんどい」
《後のが本音か。・・・なあ、静雄とかどうだ》
「静雄さん?・・・あの人は駄目ですよ。だって、あのひとは日常を諦めた振りして渇望してる人間ですから」
【吸血鬼帝人】




「俺から離れるんなら、俺の血を全部飲み干してからいけ!」
「っ、何を馬鹿なことを」
「俺は本気だ。・・・・本気でお前になら殺されてもいいと思ってる」
「・・・・」
「それが嫌なら、俺を連れていけ帝人。殺せないなら、俺をお前の傍に置いてくれ!」
「・・・ばかなひと」
【静雄×吸血鬼帝人】



作品名:呟きろぐぐ Ⅱ 作家名:いの