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覚醒帝人で学パロ

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「死ねえぇぇぇぇぇぇぇ!避けんじゃねぇ!」「避けるに決まってるでしょ?馬鹿な
                      の?あぁ、馬鹿なんだね!シズちゃんの
                      バーカ!」
「ぶっ殺す!殺す殺す殺す殺す!」

 声とともにガシャーン!ドガッ!とかいう破壊音が聞こえた。

「あー・・・、まぁ気にせずに転校生を紹介する。右から紀田正臣、竜ヶ峰帝人、園原杏
 里さんです。じゃあ、一番後ろの席が横に三つ空いてるから。」
教師はそう言ってさっさと教室から出て行った。
とりあえず、席について生徒が話し始めるのを眺める。
「何か、戦争現場のような破壊音が聞こえるんだけど?」
正臣がそう言うと帝人は
「いいんじゃない?自分と杏里ちゃんに害がなければそれで。」
そう興味なさそうに答えて、杏里も
「そうですよ」
と頷いてる。帝人が真ん中に座って両隣に2人が座っている状態だが、杏里がうなずいて
いるのが正臣にも見えた。
「帝人がいいならいいか。」
正臣もそう納得した。
「お前らそれでいいのか?」
帝人の前の席の人がそう言った。
「あ、わりぃ。つい・・。」
そううろたえるのをみて帝人は優しく微笑み
「話しかけてくれるのは、ありがたいですよ。」
と言った。
「そうか。」
相手もそう笑ったが、面白くないのが杏里と正臣。
「門田京介だ。よろしくな。」
「竜ヶ峰帝人です、よろしくお願いします。ついでに破壊音の正体は何ですか?」
そう門田に聞くとめがねをかけた生徒が近づいてきて笑った。
「僕は岸谷新羅だよ、よろしくね。あの破壊音は、ドタチンの両隣の空席の2人が喧嘩し
 てるんだよ。」
「あ、情報屋と喧嘩人形ってやつマジなのか。」
正臣がそう思い出したように言うと門田は「マジだ」とため息をついた。
「仲悪いんですね。お互いがお互いを愚弄してます。」
杏里がちらりと校庭をみた。
喧嘩人形が木をひっこぬきなげて、情報屋がそれを交わしてナイフを投げている。
「面白そうだね。」
帝人がそう笑うと正臣が
「絶対に関わるなよ?」
そうズイッと帝人に顔を近づけた。
「あははは、大丈夫だって。非日常は大好きだけど、あえて関わろうとは思わない。」
「そういって、前の学校で色々やったのが帝人君です。」
杏里がそうため息をついた。
新羅と門田は顔を見合わせている。
帝人は普通の少年に見える。なのに2人は帝人を咎めている。
「まぁ、楽しそうな学校でいいじゃないか。」
目を細めてそう笑った帝人は凄い威圧感と存在感があった。
笑ってる、のに何か感じさせるのが帝人だと正臣と杏里は笑った。
「竜ヶ峰、下の名前でよんでいいぞ?」
門田がそう言うと帝人はまと元に戻って
「僕も下の名前でいいよ。」
そう笑った。
「僕もよんでいいかな?」
新羅がそう聞くと帝人は笑顔でうなずいた。



                 これが、ハジマリ


作品名:覚醒帝人で学パロ 作家名:まぁ秘密