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月下部レイ
月下部レイ
novelistID. 19550
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プラトン的愛の構造 後編

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押し殺した悲鳴をあげながら、跡部にしっかりと縋りつく。
跡部は忍足の中に埋め込んだ自身をぎりぎりのラインまで引き抜くと、もう一度激しく忍足の最奥を突き上げた。

「・・・ひぃーーーー・・・・・あっ・・・・・・」
我慢できない、一際高い声を放って忍足が熱を放った。
同時に跡部も忍足の締め付けに促されて、熱を放つ。
頭の中が一瞬白くなって、痺れた。



「忍足、これで本当にお前と俺は身も心も一つになったんだな」
跡部胸の中で、白い肌を真っ赤に染めて忍足は頷いた。



「忍足、もう絶対ぇ離さねぇ!大事にする。約束するから、俺だけのものでいてくれ」
「ええの」
「俺が頼んでるんだよ」







心と身体。その両方が繋がる喜び。それが愛の究極な形なのかも知れないと跡部は思った。
心と身体が一致したセックスがこんなに気持ちがいいことも初めて知った。

大切な人と心と身体が繋がる行為がとても神聖なものだった。


自分の命に代えても、忍足を愛していると、はっきりと跡部は自覚していた。







心も。

身体も。

愛しいあなたを感じたいから。






Fin