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しらゆきひめ

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I「お~いみんな、これを見てくれよ!」
O「んーなになに、『白雪姫』……」
V「うわ~、懐かしいなあ!!」
Y「みんなで劇をしましたっけねえ」
R「そうだね!時間が無かった割には、けっこう良い出来で」
G「あの時は、スーパーゼウス様、聖フェニックス様も大変喜ばれた」
O「ヤマトが十字架天使にキス出来なくって、大騒ぎだったよなあ~、な!」
V「んも~、そんなに昔のこと持ち出さないでよ~」
B「昔のことっていやあ、今頃こんな本持って来て、どうするつもりなんだ?聖Iアリババ」
I「どうって……決まってるじゃないか!」
Y「?」
I「もう一回やるんだよ!『白雪姫』をさ!」
全員「「「え、ええ~~~~~~~!!!」」」
I「ほら、今のこの足なら、どんな役だってできるだろ?」(自分の足を叩いてみせる)
V「……キミも、案外、しつこい性格してるよねえ」
I「へへへへ~」
G「(腕を組みながら)……確かに今のアリババばら、どんな役でもできるだろう。それに、白馬役にも、適任がいるしな」
Y「適任?」
G「私達が劇を披露した時に、聖フェニックス様が仰っていたじゃないか。『次に演るときには、ぜひ私にも参加させて下さい』と」
O「お、おい」
B「それってまさか……」
R「ラファエロココ様のことかい?!」
V「おい聖Gフッド、それは無茶だよー!!」
G「しかし、今やるのだったら……」
ロ「(ぱかぱかぱかぱか……)やあみなさん、一体何を相談しているのです?楽しそうですね!」
G「これはラファエロココ様。実はかくかくしかじか……」
V「わー!!!聖Gフッド!やめろ、やめろー!!」
ロ「……それはすばらしいアイディアですね!私達が劇をして、皆にみせれば、次界の民の格好の娯楽となるでしょう!」
B「……おい、本当にやるのかよ」
Y「なんだか、そんな流れになってきましたね」
O「冗談じゃねーぞ」
R「……たぶん、ホントに冗談じゃ済まないと思うよ」
V「し、しかしですね、ラファエロココ様!ロココ様が馬役になっても、誰も上には乗れませんよ?!」
ロ「私は、全然かまいませんよ?」
V「ボク達が、かまうんですよー!」
マ「おいロココ、ちょっとは、こいつらの事も考えてやれ。困っているではないか」
V「シヴァマリア様!」
マ「こいつらは、オマエの供としてずっと旅をしてきたのだ。オマエが乗れと言って、はいそうですかと乗れる訳もなかろう」
V「そう、そうなんですよ~!いやあ、シヴァマリア様はわかってらっしゃるなあ」
マ「私が、乗ってやる」
V「え」
マ「だから、ロココには、私が乗ってやると、言っているのだ」
O「シヴァマリア様、それはどういう……」
マ「何度も言わせるな。私が、王子役として、ラファエロココに乗ってやろう、と、こう言っているのだ」
ロ「シヴァマリア!あなたも参加して下さるのですか?!…………感激です!!!!!」
Y「(小声で)……大変なことになってきましたね」
R「(同じく)これはもう、避けては通れそうもないね」
マ「私の相手役は、そうだな、……(皆を一通り見回して、ニヤリ)聖Iアリババ、オマエ、どうだ?」
I「ええ、オレ?!」
G「おめでとう聖Iアリババ、主役だよ」
I「主役って……白雪姫じゃないか?!」
R「そういうことになるね」
I「ちょっと待ってくれよ、オレ、スカート履いて姫の役なんて、出来ないよ!」
G「そんなことはないぞ。さっきも言っただろう、今のお前なら、どんな役でもできる、と」
I「ええー!!いや、でも、オレじゃなくて、もっとピッタリな奴がいるハズだよ……そうだ!聖O男ジャックの方が、ずっと女の子っぽい顔だよ!どうだ?!聖O男ジャック」
O「ああ?!へンな事言うな、馬鹿野郎!だいたい、オイラみたいな体付きで(と、自分の二の腕を叩く)、姫役なんて出来る訳ないだろ?!」
I「あ、ああ~……じゃ、じゃあ、ピーター!聖Rピーターなら、ほっそりしてるし……

R「でも僕は、シヴァマリア様よりだいぶ背が高いからなあ」
I「(うっ……)じゃあ他には、え~と」
B「もう観念して、諦めたらどうだ?」
V「そうそう、往生際が悪いよ」
I「なにい、聖Vヤマト……そうだ、クロススターだ!なあ、聖Vヤマト、彼女に頼んでみてくれよ!」
V「え~、でも~(マリアの方をチラチラ)」
マ「私は別に構わないぞ(ニヤリ)」
V「……じゃあ、一応聞いてくるけど……」

 ーーーー十分後ーーーー

V「え~と、クロススターからね、『聖Iアリババさん、主役がんばってくださいの』って」
I「ええ~、前はあんなにやりたがってたのに!」
V「『聖Vヤマトさんが王子様じゃあなかったら、私は出なくてもよいですのよ。今回は、客席から、皆さんを応援してますの!』……だってさ」
O「あ~、まあ、そうだろうな」
I「そんなあ~」
マ「……それとも何か?私が相手役では、不満だというのか?」
I「! 滅相もない!ただオレは、こびとの役とか鏡の役で、じゅうぶんだったわけで……」
G「まあこうなった以上、仕方が無いだろう。お前が言い出したことなんだし、責任をとったらどうだ?」
I「そんなあ~……」


配役決定!!

 まま母(お妃)ーーー聖Rピーター(前回に引き続き以下略)
 まま母(リンゴ売りの老婆)ーーー聖Y牛若
 魔法の鏡ーーー聖Gフッド(前回と全く同じ演技)
 白雪姫を森へ連れ出す従者ーーー聖Vヤマト
 7(!)人のこびとーーー聖Gフッド(二役)、聖O男ジャック、聖Rピーター(二役)、聖Vヤマト(二役)、聖Y牛若(二役)、聖B一本釣、大照光(←呼び出された)
 (皆揃って「とてもじゃないが、こびとには見えなかった」という観客の弁多数)

 隣国の王子ーーーシヴァマリア(!)
 白馬ーーーラファエロココ(!!)


 白雪姫ーーー聖Iアリババ(!!!)


I「どーして、こうなっちゃうんだ?!」
ロ「さあみなさん!元気を出して、まいりましょう!!」
作品名:しらゆきひめ 作家名:スガ