呟きネタログ
・空を飛びたい帝人くんと戦争サンド
「ちょっと待って帝人くんこら!」「やめろ宙ヶ峰!」「ちょっとシズちゃんこそその不穏な名前の間違い方やめてよ!!本当に宙に舞っちゃうかもしれないじゃん!」「空が飛びたいんですよね」「だからって飛び降りようとしない!何この子!自殺?!」「問題はそこです。飛ぶと死ぬ」「俺が受け止める」
「あの浮遊感が好きなんですけど僕絶叫系はとても」「その理論まじでわかんない」「空ヶ峰!来い!」「ああ空綺麗ですね」「シズちゃんのあほんだら三回転捻りで足折れて砕けろ!!死亡フラグ立てないで、帝人くん、ほーら降りておいで」「僕本当にドラえもんに憧れてるんですよね」「良い子だからね!」
「いいの、飛び降りちゃったらどろめちゃぐろてかだよ?気持ち悪くない?つか死ぬよ」「そうなんです。でも空が飛びたい場合はどうすれば」「じゃあ俺が自家用ジェット手配しておくから俺と一緒に乗ろう」「それもいいかもしれません」「俺が・・・俺が・・・高い高いしてやる。ちゃんと受け止める」
「面白そうですね・・・!」「ちょっと俺それで危うく星になりかけた経験をした少年知ってるからね?彼曰く静雄さんまじ静雄さんって言ってたから。危ないから、帝人くんこっちこっち」「空を見せてやるぞ、帝人」「うーん」
「まあ今のところそこまで死にたくないのでいいです。すみません、これからちょっと用事があるので僕帰ります」「え・・・えええー」「おお、じゃあな」「はい。また」「なにそれ・・・なんだそれ・・・」
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・雰囲気で感じる臨帝
「いいの?俺は飽きたら軽く捨てるけど」「そんなことわかってます」「理解と実際は大抵違うものだよ帝人くん」「ええ」「今ここで俺が首を振ったらどうするの?」「帰って寝ます」「恐ろしいくらいに流すんだね」「そうするしかないでしょう」「望むのに願わないのかい」「馬鹿なんですよ、僕は」
「そうだねえ。君は本当に馬鹿だ、身勝手だ?」「臨也さんの性格は知ってますし」「ふうん」「だって、」「ああもう黙りなよ?いい加減温厚な俺も怒る。君はどうして求めるのが君だけだって決めつけているのか。それが俺にとっては不思議でたまらない」「はあ」
「君も大層な大馬鹿者だけどねえ」「臨也さんも中々の馬鹿ってことですか」「ちょっと台詞取らないでよ・・・はあ、まあいいや。そういうことにしといて」「そうですか。えっとそれじゃ僕はこれで」「ちょーっと待った。どうしてこのノリで帰るわけ?」「うわ、ちょっと腕離してください」
「なに、帝人君。うわなにそれ。顔真っ赤じゃん。なに?照れてんの?ねえ」「黙ってもらえませんか」「急に可愛くみえてきた」「眼科へどうぞ」「照れ隠しだと思うとなんか不思議だねえ。全部いじらしい」「会話をしてください。僕帰ります」「帰らないでよ、まだ俺とお話しよう」「もういいです」
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・臨也と帝人
「あれですよね。臨也さん、ムスカとか好きでしょう」「え、そう見える?あそこまで私利私欲に走るのはどうかと思うしツメが甘すぎない?」「台詞好きじゃないですか?」「帝人くんは一体どういう目で俺を見てるの?まあ好きだけど」「跪け、命乞いをしろ!」「な」「とか」「帝人くんにときめいた」
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・静雄と帝人
「いっしょにこれ見ませんか?」「なんだこれ」「いいですよ、開始九分で泣けますよ」「・・・まあ、お前が言うなら」「某ネズミ型ロボ映画のおばあちゃんの思い出です」・・・・・・・「・・・っ」「ほら、やっぱり・・うう、お、おばあちゃん・・・」
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・竜ヶ峰帝人と折原臨也
竜ヶ峰帝人は眠かった。大変眠かった。いつものメンバーでのチャットが約一名の大変しつこいネカマの情報屋と会話していた所為で深夜まで及んだ所為であったし、次の日が休みだったから返信が必ず三行以上は帰ってこない自動喧嘩人形とメールを並行していた所為もあった。
元々夜型であったためか、竜ヶ峰帝人は大変な低血圧だった。だからいきなり鳴らされたチャイム音を一度聞いただけでは帝人は起きない。チャイム音は続けざまに響く。それと比例して彼の眉間の皺も寄っていく。
頭は完全には覚醒しない。うざいこと仕方ないチャイム音をどうにかしようと寝ぼけ眼で帝人は起きた。手元の携帯にはいつものように後輩の青葉からの変なメールが届いている。件名は「俺の帝人先輩」。一応中身を確認してから、くだらない内容であったことを知ると即座に消去する。
ふらふらになりながら、玄関へと行く。ドアスコープは真っ暗だった。鳴り止まないチャイム音。離れることを段々知らなくなっていく眉間の皺。不機嫌度も最高潮である。良い気分で寝ている所を起こされて機嫌が良い人間はいないだろう。帝人は大変眠い状態でドアノブを掴んだ。
「誰ですか眠いので用件だけ窺いますすみませんおやすみなさい」
半分眠りながらドアを開けたなら、まず満面の笑顔の折原臨也が目に入った。
「帝人くんおはよう!昨日は盛り上がったね!今日は休みでしょ?あれまだ半分寝てる?」
立て続けに出される質問。低い声が子守歌のようでどうしようもない。
「おはようございます臨也さんおやすみなさい」
「ちょっと待ってよ。まだ眠いの?」
「あたりまえじゃないですか。まだ七時でしょう。僕が寝たの五時です」
臨也は帝人がそう言うのを聞くとにんまりとした。かっくん、と頭を揺らめかせながら帝人は何とか意識を保つ。
「じゃあまだ寝る?」
「はい寝ます」
「そっか、じゃ、俺と一緒に寝よう!」
ね、とにこにこで言われる。ここで通常ならばやめろと静雄にメールするかセルティにメールするか、逃げるか、穿つか、のどれかなのだがその選択肢が考えられないほど帝人は眠かった。
「どうする?俺の部屋で寝よっか?ふかふかだよー?」
「ふかふか・・・」
「枕も寝心地良いしね?なんなら帝人くんの枕持ってきてもいいよ」
「・・・」
面倒くさかった。そして早く眠りたい。体が冷えて覚醒してしまう前に。だが、無視して眠ると勝手にどこかへ連れて行かれるだろう。臨也を放置するとろくなことがない。しなくてもろくでもないのだが。帝人は手っ取り早く、臨也の腕を掴んだ。
「ん?」
「寝ます」
そしてずんずん家へと招く。靴を脱ぐよう指示し、脱ぐのを見るとあったかそうな臨也のいつものモッズコートを剥いだ。
「帝人くん!?」
「よし」
何も考えられない。
そして一人用の布団へまず臨也を入らせて、コートを羽織る。ぬくぬくだ。
「み、帝人くん・・・」
体温がまだ残っているコートは充分に眠りを促す材料だ。臨也が入っているスペースを少しどかさせ、僅かな隙間に入ってコートを羽織ったままぴったりと臨也にくっついた。そしてそのまま目を伏せる。