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懐かしさはくちびるに溶けて じゃがクラウン

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じゃがクラウン



―暖かいですわ。それにとても懐かしい気がいたします。

リヒテンは風呂上がりに、ホットミルクを飲みながら、暖炉の前に座って、寛いでいた。
ちゃんと、ソファのクッションを下に敷き詰めて。
ホットミルクを飲んだせいか、リヒテンはうっつらと舟を漕ぎ始めた。
そして、リヒテンはそのまま眠り込んでしまった。

「リヒちゃん、起きろ~!!
 こんな所で寝てたら、風邪引くぞ~!」
プロイセンはリヒテンの頬をペチペチと軽く叩いた。
「兄さん、リヒテンは疲れているんだろう。そのまま、寝かせておいた方がいい」
ドイツはリヒテンに毛布を掛けながら、言った。
「……ったく、しょうがねえな。
 しっかし、リヒちゃんは昔っから、寝つきがいいよな。一度寝るとなかなか起きねぇしよ」
プロイセンはリヒテンの頬をプニプニと突きながら言った。
「そうだな。よく、リヒテンをベッドに運んでやったな」
ドイツはリヒテンの側に座り、リヒテンの頭を撫でながら言った。