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【冬コミ新刊・1/23UKオンリー】俺の本田がこんなに(ry

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 おかしい。おかしすぎる。加虐ではなく単純に愛しくなって、食むように近づくと、ようやく舌を捕らえることができた。
 さんざん指や手のひらを翻弄してくれたこの舌だが、憎しみなどどうして湧いてこようか。アーサーの口の端を濡らしたのは彼の分の唾液で、それを当たり前のように嘗め取った。

 「いいから、俺の好きにさせろ」
 はじめから、この方法を取った方がよかったのかもしれない。柔らかくつかんだ肩を後ろに押すと、意外にすんなりと畳に転がすことが出来た。
 拍子抜けしながらも太股の上に乗り上げると、アーサーの吃立が本田の肌に押しつけられる。恣意的な仕草ではなかったが、寝ころんだ本田はそれを如実に感じ取ってしまったのか、みるみるうちに顔を赤くしてアーサーを不安そうに見上げた。
 童貞の少年のような反応に、おかしさは加速させられる。笑いをかみ殺しながら帯を解き着物の前をはだけさせた。晒された本田の体躯を、はしたなくないように眺めてみる。照明は落としてあるとはいえ、下着越しに膨らんでいるそれがすぐにわかった。
 やはり、本田もアーサーと同じくあの接触に血を巡らせていたのだろう。
 照れながら目元を隠す本田と対照的に、アーサーはそれがうれしかった。胸に篭るうれしさはなぜか興奮を引き出し、アーサーはスラックスを乱暴に投げだし、ネクタイも緩めてどこかに放ってしまう。それまでストイックさを保っていた衣服を丸めるほど、そこまで急く必要はないのだろうが、それでも指先も唇もなにもかもを早急にさせる。