NARUTOまとめ
「ナルトッ?!もうっぼさっとしてるからよっ!!」
「ウスラトンカチ」
すっころんで、青い空を見上げてる俺に
「ほら」」
差し伸べられる 小さな手2つ
++ 手 ++ -N-
「お、ナルトーッ!!」
遠くから 俺を呼び止める声
「ははっv久し振りに一楽でも行くか?」
差し伸べられる ペンだこだらけの大きな手
「ほら」
大好きな笑顔つきで
「なっるとぉ~♪」
「よっ」
前方から歩いてくる でかい男二人組みに
急いで回れ右
「なんで逃げるのわけ?せんせぇ、傷つくなぁ~」
「別にとって喰いやしねぇから」
そう言って 差し伸べられる 黒い2つの大きな手は
「・・・何で?」
「だって寒いでしょ?」
「だって寒ぃだろ?」
触れると 少し 冷たい手
俺は 俺に差し伸べてくれる手が嬉しかった
ただ、嬉しかったんだ
「悪戯も大概にせんか」
俯いて 何も言わない俺に
「しかたない奴じゃのぉ」
ちょっと困った笑顔で 優しく頭を撫でてくれる
しわしわだけど 暖かい手
しわしわの傷だらけの 大きな手
でもこの手は
もう差し伸べられることはない
「じっちゃん」
大きかった筈の暖かい皺皺の手は
俺を守っていてくれた手は
驚くほど小さくて
そして、細かった
そのことが とても 哀しかった