こらぼでほすと 再会1
「俺たちはバイトだけどね。俺、シン・アスカ。こっちは、レイ・ザ・バレル。キラさん
のパシリです。・・・・おまえ、刹那だろ? キラさんから、服とかお菓子とかゲームと
か預かってきた。」
ほれ、と、大きな紙袋を二つ、シンは刹那に渡した。レイのほうも、同様に紙袋を渡す
。中身は、当座の着替えとゲームとお菓子であるという。
「助かった。こいつの着替えを、どうするか考えてたとこだったんだ。」
「キラさんが、というよりは、アスランが用意したんだけどさ。」
なんせ、キラは、へらへらと笑って、「着替えに、ネコ耳入れよう」 とか、「刹那っ
て、可愛いからスカートでもいいよね? 」 とか言うので、アスランが普通の服と下着
を慌てて準備したのだ。さすが、電波天然は考えることが違うと、シンとレイも軽く引い
た。
それから、遊んであげてね、と、依頼もされた。
「これから、MSの整備に行くから、おまえも来ないか? レイと俺のMSに載せてやる
からさ。」
同い年だと聞いているから、シンは気安い感じで誘っている。レイのほうは、とりあえ
ず荷物を運びましょう、と、運ぶ場所を尋ねている。
「刹那、俺は横になるから、おまえは、ちょっと遊んで貰え。・・・・悪いが、荷物だけ
運んでくれるか? おふたりさん。」
退屈しないように、アスランたちが手配してくれたらしいので、その好意には甘えさせ
てもらうことにした。刹那のほうもMSには興味があるらしく、拒否はしていない。組織
ではできないことだったから、これはこれでいいだろうと、ロックオンも微笑んでいる。
作品名:こらぼでほすと 再会1 作家名:篠義