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walkblind

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「か、かわいい!かわいいかわいい!」
(結局ほだされて着てしまった……)
「すげーかわいい!!靴下脱いでるのがまたイイ!」
「お前変なシュミ持ってるなぁ……」
「つーか来年一緒に出ね?コンテスト!俺と栄口ならゆうしょう……」
「い・や・だ」
「えええ、いいじゃんかよぉ」
「オレもう脱いでいい?足がスースーして落ちつかないんだよね」
「き、着たまましようよ!」

「……」 (水谷は基本的に自分の欲望に素直だなぁ)
「……」 (夢!ユメ!男のゆめ!)

「……汚してもいいなら別に水谷の好きにしていーよ。」
「全然問題ありません!」
「あ、そう。で、どっちがするの?」
「あっ!ど、どっちにしよう!?」
「……」
「セーラー服の栄口に乗っかるのもひとつのロマンだけど、セーラー服の栄口に犯されるのもなんかそそられるなぁ……」
「……オレ、プレステやってるからゆっくり考えなよ」
「どーしよー、悩むなぁ……」


 荒い息を吐くタイミングがいつの間にか重なり、こんな時にも俺と栄口は気が合うのねなんて実感に頬が緩む。そんな俺を見た栄口は面白くなさそうに顔をしかめた後、肩に乗せていた足を動かして乱暴に背中を蹴った。
 俺と栄口がそういう運動をしているうちにスカートは腰から大分ずれて、栄口のあばらの下あたりにぐちゃぐちゃになったプリーツと、どちらのものか分からない液体が卑猥に散っている。栄口が暑がって一度脱ごうとしたから、上着の前がはだけ白い肌の上に赤いスカーフがだらしなく落ちている。
 目に焼き付けたいほどぎらぎらひかるその光景で、俺は男の夢がひとつ叶った充足感いっぱいになる。
 「いつまでニヤニヤしてんの」
 組み敷いた相手から不機嫌な声が聞こえてきたので渋々その体勢を崩したら、裾が、精液が身体に沿ってだらりと流れた。
「汚しちゃったけどいいの?」
「だーいじょうぶだって!後でクリーニング出しとけって言われてるし」
「水谷が出すの?これお店持ってける?」
「う」
 半透明の染みが点々と散る、いかにもナニに使いましたよっていう感じのスカートを持ってクリーニング屋に行ったらどういう顔をされるだろう。これは少しハードすぎる。しかし誰かに頼むのはもっとできない。何を言われるか分かったもんじゃない。
「……」
「……」
「水谷ぃ、いい加減あとさき考えて行動しようよ……」
「うん……」
作品名:walkblind 作家名:さはら