こらぼでほすと 再会5
というか、そういう暇つぶしで、他人の機体を使わずに、平和にテレビゲームでもやってくれ
、と、虎は言いたい。だが、聞きゃしないのだ、この電波天然。
「それはいいかも。ちょうど、互角のパワーだし。刹那、あそぼ? 」
「ああ、だが、キラ。どうして、だっこされている? 」
「虎さんが力持ちだから? 」
「いや、違うだろ。」
目が覚めたらしくキラは、ニパッと笑って、虎の腕から飛び降りる。ほら、行こう、と刹那の
腕を掴んで外へ出て行く。まあ、ああやって、笑っていれば、それでいいか、と、虎も、その後
に続く。バタンと閉じられた室内は、とても静かだ。
作品名:こらぼでほすと 再会5 作家名:篠義