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みとなんこ@紺
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Kissing cousins

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漸く見付けた仕事の合間(別名執務室の監視が解かれた隙ともいう)を縫って、先日可愛らしいお嬢さんが配属されたと噂の部署に顔を出して心の潤いをゲットし、ついでに抜かりなく食事のお約束もゲットして(余分)、そうしてその上機嫌モードのまま、比較的短め(自分基準)な散歩から帰り着き、自らの執務室の扉を開けたところで。

デスクの前に佇む、金髪をきっちりと結い上げた見慣れた後ろ姿に一瞬動きを止められた。



条件反射。



えーと、と己の中で一拍ほど間を置いて、つとめてさり気なく声をかけようとして、


「や」
「思ったよりお早いお戻りで何よりです」


返しに最後まで言わせて貰えない見事な一刀両断をいただいた。






すいません。





作品名:Kissing cousins 作家名:みとなんこ@紺