送信中
「ドータチン」
聞き覚えのある呼び名に耳を、声の主に今度は目を疑った。
「臨…っ」
「甘楽、だよ。今は」
確かに臨也は細身のドレスに身を包んでいた。
違和感がないのが返って違和感に思う。
「…どこで聞きつけた?」
座れと促されて隣に座ると臨也は、一日ホストなんて面白そうなこと見逃す手はないよと楽しげに笑った。
「そんな訳で今日は俺お客様だから。よろしくね、ドタチン」
スーツ似合ってるよ、と言う顔は明らかにからかいも含まれている。
「…京平」
「何?」
距離を縮めて臨也の手を掬い上げる。
「京平と呼んでください、甘楽さん」
手の甲にキスを落として最大限出来るだけの媚びを作った。
首筋まで赤くした臨也に気を良くして、お前のそういう顔が見れるんならホストも悪くないなと、門田はほくそ笑んだ。
聞き覚えのある呼び名に耳を、声の主に今度は目を疑った。
「臨…っ」
「甘楽、だよ。今は」
確かに臨也は細身のドレスに身を包んでいた。
違和感がないのが返って違和感に思う。
「…どこで聞きつけた?」
座れと促されて隣に座ると臨也は、一日ホストなんて面白そうなこと見逃す手はないよと楽しげに笑った。
「そんな訳で今日は俺お客様だから。よろしくね、ドタチン」
スーツ似合ってるよ、と言う顔は明らかにからかいも含まれている。
「…京平」
「何?」
距離を縮めて臨也の手を掬い上げる。
「京平と呼んでください、甘楽さん」
手の甲にキスを落として最大限出来るだけの媚びを作った。
首筋まで赤くした臨也に気を良くして、お前のそういう顔が見れるんならホストも悪くないなと、門田はほくそ笑んだ。