こらぼでほすと 逆転4
「今でも付き合える。」
「刹那くん、この地域ではお酒は二十歳を過ぎてからだ。」
ロックオンが言う意味が、刹那にもわかったのか、ふいっと、ロックオンの前に刹那が出てくる。それは、二十歳まで生きているという約束だ。じっと、ロックオンの顔を睨んで、ちょっと口元を歪めた。絶対に消えない、と、ロックオンは約束している。お酒が呑める体調ということは、健康だということでもある。だから、刹那は、ちょっと嬉しくなった。
「付き合ってやる。」
「おう、頼むな。」
部屋に入って、親猫がベッドに沈むと、くすっと黒子猫が珍しく声を出して笑った。
作品名:こらぼでほすと 逆転4 作家名:篠義