つわものどもが…■02
「正午過ぎに大学へ向かいます。大学側には車の乗り入れ許可を取っておりますので、駐車場で待ち合わせましょう」
「I guess so.(いいぜ)」
政宗様はグラデーションが艶やかな蒼いショールをふわりと背に広げ、前を歩いていかれた。その背に、あの陣羽織の文様を見た気がした。
そして…──
なるほど、これが因果というものか…
政宗様を迎えにいった大学の構内で、忌々しい餓鬼どもと出会う事になった。
(お題提供:エソラゴト様 http://eee.jakou.com/)
** あとがき **
小十郎さんがキモく……す、すみませんっ
忌々しい餓鬼ども、てのは3回生と院生のあのコンビです。
政宗様の病気云々はニュアンスで…ごにょごにょ
** 2011.2.15 **
作品名:つわものどもが…■02 作家名:久我直樹