深夜隊SSまとめ
『やまとときりしまとはるなのはなし』
「なんでお前がおるんや!」
「それはこちらの台詞だ!」
「なんやと!」
ああ。うるさい。
出会った瞬間からぎゃんぎゃんぎゃんぎゃんと。いつもの調子で喚き合っている。
今日は長門さんもいない。この二人の保護者の兄らもいない。わたしはひとりでこれに立ち向かえというのか?誰が立ち向かうか、面倒だ。この組み合わせは誰が決めた?アミダか?
そうか分かった。発案者は今すぐここに跪け。跪いて歯を食い縛れ。
「はぁっ!?そんなん俺のほうが強いに決まっとるやろ!」
「そんな寝言は水平防御力を解決してから言え。馬鹿者が!」
「馬鹿はお前や!船底サビついとるんわ知っとんのやで!」
どちらも同じだ。
同年式の同型艦が何を言う。
私のことすら、何一つ目に入っていないのが癪で仕方ない。
仲が悪いなど冗談だろう。嗚呼もう、あの人たちを見ているようで苛々する。
今日は厄日だ。終わったら、九を呼び付けて八つ当りをしてやろう。
パチリ。
そんな撮影のひととき。
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某めいとさんのグッズがこの組み合わせだったのに、思わず噴きました。