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でぃー あいふぁーざーふと -die Eifersucht-

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あとがき


最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
春田賀子、2作目の二次小説"でぃー あいふぁーざーふと"でした。

die Eifersuchtはドイツ語で意味は"嫉妬"です。
タイトルをどうしようかと思い悩んだのですが、作中で1回、
由太郎にドイツ語を使わせたいなぁと思って辞書をひいているうちに
コレが浮かびました。
わかりやすいタイトルではないのでちょっと迷いましたが、
今作のテーマは「嫉妬する弥彦」だったので
もうそのまんま使ってしまおうと。
作中のdas Stelldicheinは"ダス ステルディクエイン"と読みます。…多分。
意味は"逢引"で、辞書に"やや古"と書いてあったので採用しました。
私はドイツ語を勉強したことが一度もないので
タイトルにしろ作中の由太郎の台詞にしろ辞書を丸写しなのですが、
単語だけだしまあ間違ってはいないだろう…と思います。
(間違っていたらどうかこっそりと教えて下さいませ。)

間違いといえば妙と店主の京都弁。
私は関東の人間で京ことばはサッパリです。
こちらは間違っていると思いますが雰囲気で押し切ってしまいました。
こちらのほうはどうぞ、大目に見て下さいませ。

もう2つ、道場でのシーン。そして赤べこの賄い。
まず、剣道、全然わからないもので…。
申し合いやってるさなかに隅っこで基礎の練習なんてできるんでしょうか?
赤べこのほうも、賄いがどんなタイミングで出るのかとか
神谷道場の稽古が終わってから賄い食べて仕事って若干違和感…
とも思ったのですが、こちらも雰囲気優先にて…。
どうか、目をつぶってやって下さいませ…。

違和感というと"こと"という名詞を"コト"と書くのも
春田個人としては違和感あるのですが、こちらは原作に準拠しました。

トップページにも記載しましたが、
時期は明治15年8月の下旬のある3日間と設定しました。
なんとなく弥彦に逆刃刀を持たせておきたかったのと、
この目撃事件の最中に外伝の越後行きが入ってしまったら
さすがに弥彦が可哀想だし外伝でにこやかな燕とも矛盾するので
この時期のスピード展開な3日間ということにしました。

弥彦と燕の性格はだいたいこんなイメージかなぁと思うのですが
困ったのは由太郎です。
名前こそ最終回と外伝に出てくるものの、
他にはドイツでフェンシングをやっていたこととプレイボーイ化していることしか
原作には出てこないので、雷十太編での弥彦との掛け合いから
「弥彦をからかう役」「弥彦が本気で嫉妬する相手」として考えた結果、
弥彦より背が高く、性格はちょっと飄々とした感じになりました。
身長に関しては原作の塚山由左衛門は剣心より背が高かったので
まあ弥彦より背が高いというのは許されるかなぁと。
また、燕と由太郎については弥彦との年齢差がはっきりしないので
そこを逆手にとって由太郎と燕の気軽な(?)デートを書いた感じです。
弥彦よりは燕と由太郎のほうが精神年齢高いかな…という印象でして…。
ただ、由太郎については直前に見たNHKのドラマ「金田一家3代の物語」の
石川啄木にイメージがかなり引っ張られてしまいました。
別の時期に書いていたらもっと違う由太郎になっていたと思います。

1作目の半分の文量で仕上がりもライトになった2作目ですが、
明治15年の弥彦たちが書けて楽しかったです。
これでひとまず「るろ剣」モノはおしまいにして
別のことに挑戦しようと思います。
また読んでいただけたら嬉しいです。

2011年3月

春田賀子