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『にんげんさんの、ゆりいか』人類は衰退しました二次創作

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 見送りにはYがやってきてくれました。
「またね。ほうき頭」
「ほうき頭は余計です。それじゃ、またね。Y」
 とてもあっさりした挨拶を交わすと、馬を走らせチャリオットは帰路へと向かいました。友達同士の別れの挨拶なんて、そんなものですよ。
 温泉に浸かって身体がリフレッシュしたおかげか、帰りの行程はそれほど辛くありませんでした。
 ただ、一つだけ誤算だったのは、里の近所まで戻ってきた時、狩りに来たおじいさんにチャリオットを牽くダイモス号が仕留められかけたことでしょうか。
 年寄りもやんちゃなのだから、あまり成長ばかりを気にしないでいいかも知れませんね。Yよりも小さな胸を撫でながら、わたしは小さな息を吐くのでした。

おしまい。