THW小説6.5 番外編 ~GAME~
いきなり,クンッ!と魚屋が指を曲げた。
「!!!ひあああああああっ!!」
すさまじい快感に,思わず,背がのけぞる。
危ない,イってしまうところだった・・・・!!
「そうか,ここ,ねw」
みーつけた♪と,魚屋は実に嬉しそうに笑う。
「・・・な・・・なんだ今の・・・!!」
「あれぇ?兄貴,知らないの?前立腺。」
「ぜんりつ・・・せん?」
「知らないのか。意外だなw」
ヤバい。
今のはヤバい。
もうアンアンとかそういうレベルではない。
俺は,冷や汗がタラリ,と額から垂れるのを感じた。
「・・・あの・・・魚屋・・・さん・・・?」
「兄貴。もう覚悟しようぜw」
再度,クンッとソコを突かれる。
「・・・・っ!!ああああああっ!!!」
ダメだ。
これはダメだ。
イかないようにするのが,精一杯。
はぁはぁと肩で息をつく俺を満足そうに見て,魚屋はキュポンっと指を引き抜いた。
「ぅあっ・・・!!」
急にくる,喪失感。
「ふっ・・・!!」
思わず,求めるように腰が動く。
が,腰にピタリと何か硬いものが当たり,一気に俺は緊張した。
「兄貴。」
急に,真面目な,魚屋の声。
「俺は,すげー我慢した。頑張ったよ。俺の方が,罰ゲームかと思うぐらい。・・・ここまできて,『なし』はなしな。」
「・・・」
「・・・まぁ,もう止まんねぇけど。」
「・・・しょうがねぇ。今回は,勝ちをくれてやんぜ」
「OK,兄貴。リベンジ待ってるぜw」
そう言うと,魚屋は,ズンッと俺の中へ入ってきた。
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「ひっ!!うっ!!あああああっ!!」
魚屋は,俺の弱い所ばかりを突いてくる。
あられもなく,嬌声を上げる俺。
「我慢してないで,出せよ,兄貴っ・・・!」
「んうぁっ!ひあっ!・・・うるせっ・・!!」
「ほら,んっ,俺も,もう,そろそろだしっ・・・!」
「うっ,うあっ,あああああ・・・・!!」
俺は,ぎゅうっとシーツを握りしめ,魚屋の手の中にぶちまける。
「はあっ・・・!!」
魚屋も,同時に俺の中へと吐精した。
「うし,イったな。んじゃ,今度こっち」
魚屋は,萎えない。
俺の中に入れたまま,くるんと俺の身体をひっくりかえし,体位を変えられる。
ズチュッ,と,卑猥な音が,部屋に響く。
「!!!」
「うん,やっぱ,顔見れた方がいい♪」
そう言う魚屋も,顔が上気していて,かなり色づいている。
「このまま,次,行くからね」
俺はもう,まともに魚屋の顔が見れず,ぎゅっと目をつぶる。
グッと両膝を持ち上げられ,再び挿入が繰り返される。
ゴプッ,と,俺のケツから,魚屋の精があふれ出るのがわかった。
「いあっ・・・!!」
思わず,魚屋の肩をつかむ。
「ちゃんと見ろって,兄貴。ほら,眼ぇ開けて」
グイっと,顎をつかまれる。
「・・・・!!!!!」
眼を開けたとたん,あまりの光景,自分の痴態に,驚きを通り越す。
しんじ,らんねぇ・・・・!!
何で,こんなことに・・・!!
「お♪ ほらほら,兄貴も復活♪」
魚屋は,再び頭を持ち上げ始めた俺自身を擦り上げる。
「うあっ・・・!」
イったばかりで敏感になっているのに,触られるとひとたまりもない。
一瞬の理性は,あっという間に吹き飛んだ。
魚屋も,動きを再開させる。
「うっ,あっ,うあっ・・・!」
「兄貴,やっぱいい声で鳴くね。もっと聞かせてもらおうっと♪」
そう言って,魚屋は,より深く,俺の中を突いてきた。
「んっ!あああああああああああっ!!!」
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俺は,何度かわからないほどイかされ。
魚屋も何度も俺の中へ吐精し。
・・・気が付いたときには,二人でベッドに寝っころがっていた。
「・・・兄貴,超具合,いいじゃん・・・」
「・・・うるせー・・・」
「・・・クセになりそー・・・」
「・・・なるな,頼むから」
俺は,うつ伏せになって,枕に顔をうずめながら,気だるく答える。
その脇で,プァーッと煙草の煙を吐き出す魚屋。
窓の外は白み始め,雀の鳴き声が聞こえ始めていた。
「・・・ストレス,解消,した?」
「・・・は?」
「兄貴,ストレス抱えてたんじゃない?」
「・・・」
俺の沈黙を肯定と取ったのか,魚屋は,こんなことを言い出した。
「ストレス解消にはさぁ。やっぱエッチだと思うんだよね。感謝しろよな,兄貴?俺ははじめっからわかっ」
言い終わらないうちに,俺は,枕を思いっきり魚屋の顔へと投げつけた。
部屋中に,羽毛が綺麗に舞い散る。
フワフワと,それは軽く。
・・・・翌朝,俺の大声のせいで,本部中にこの出来事が知れ渡っていた事は,言うまでもない・・・
2011.03.09
作品名:THW小説6.5 番外編 ~GAME~ 作家名:碧風 -aoka-