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リクエスト「夕日に向かって走る」で二話

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沢田綱吉は涙した。並盛の王様による、王様のための狩り。その狩りの犠牲になった者たちのために。


では、もちろんないないない。自分のために泣いている、大号泣だ。夕方、穏やかに海へ流れる川の土手、泣いている少年。後を追いかける不良少年。これだけ揃えば後は熱血教師の、最近の流行から行くと美人なお姉さん先生の登場で決まりだ。カントクも満足の名シーンだ。何も不足はない。


少年が、服を着ていればだが。


「この日は、全て数奇な何かに満たされた日であった。R氏は後にそう語る。少年T君がほぼ裸体で並盛川土手沿いをH氏に追いかけ回された理由とは以下の5つだ。

ひとつめ、とある集団にボウコウをされかけたこと。ふたつめ、それを阻止するため死ぬ気になり服が剥がれた。(この服が剥がれるメカニズムは第一巻P193参照)みっつめ、集団のにおいをかぎつけた風紀委員長H氏にみつかった。そして、よっつめ。T君の本日の下着がフウゾク店御用達のTバックであったということ。これは前日のT君の不明による。T君は可愛く優しく格好よく有能で完全無欠の紳士、R氏のお心を悲しませた。その結果Tバックを履くことになった。最後のいつつめは非常に気まずいことに、T君とH氏が恋仲であるということ。これらの要素が化学反応を起こし、T君はTバックのまま走っている。H氏に捕まれば殴られるのはもちろん、ハレンチな目にもあわされる。だから夕日に向かって土手を走っているのである。しかし、少年T君も心の中では"ちょっとだけよ"な心境であるには間違いない。今夜の乱れようは期待できると確信している。byリボーン」

「いいたいことは、それだけかああああああああああああっっ」



H氏がT君のTバックを後ろから掴むまで後3歩。